村の女性グループによる生産・収入向上活動を中心に、保育園活動を展開していく取り組みです。村人の幼児から大人までが、多目的なセンター活動に関わることにより、村全体の生活力を高めていくことを目指しています。
現在、センターは西ベンガル州の3つの県、4つの村にあります。指定部族であるサンタル族が多く居住する、街から遠く離れた30〜60余戸の村全体を対象にしています。いずれも乾燥地域で、教育、経済、農産活動などにおける環境状況は、他の村と比べても難しい状況にあります。このような地域では、身の周りの資源や生活状況などへの認識を促し、生活向上への意志や知恵を育み、生産力の多様性を高めることが重要ではないか、というのが活動の基本的な考え方です。
具体的には女性のグループ作りに始まり、収入向上につながる生産技術のトレーニングを経て、女性グループ内に自らの生産ユニットを設置し、その後保育所活動を導入していきます。
メンバーの女性たちは各自の家で家庭菜園を作り、家族の栄養摂取を支えていく取り組みも並行しておこないます。この野菜作りは保育所活動とも連動しており、栄養が偏りがちな給食に、多種の野菜を家庭菜園から提供していくことになります。このように子どもたちを健やかに育てていく意味や、そのための知識を身につけることにより、教育の大切さを母親や村人たちが認識していきます。
この活動は、WE21ジャパン、あおもりとベンガルをつなぐ会、むつ工業高校(国際理解愛好会)
などの皆さんから支援を頂いています。
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保育園活動 |
家庭菜園 |
村にある技術を
使っての生産活動
(天然オイルの抽出) | |